やって
いいものと
だめなもの
害虫・害獣は種類によって、自分でやると危険なもの・法律で扱いが決まっているものがあります。まず線を引きます。
「殺虫剤を買ってきて自分で」で解決するものと、そうすると悪化する、あるいは違法になるものがあります。
3つに分ける
この3つで判断が変わる
①自分で対処できるもの。数が少なく、危険がなく、発生源が特定できるもの。
②業者に頼んだほうがよいもの。危険がある、高所、建物の構造に関わる、再発しやすいもの。
③法律で扱いが決まっているもの。許可なく捕獲・駆除できない動物があります。
③を知らずに自分で捕獲すると、法律に触れる可能性があります。「害獣だから駆除してよい」わけではありません。
自分でやってよいもの
ゴキブリ。市販の駆除剤・ベイト剤で対応可能です。ただし数が多い場合や、繰り返す場合は発生源(配管の隙間、排水、近隣)が別にあります。
アリ。侵入経路をたどって、巣に持ち帰らせるタイプの薬剤で。ただし木材に穴を開けるタイプのアリは、建物の被害につながることがあります。
ダニ・ノミ。寝具の洗濯・乾燥、掃除機、燻煙剤。ペットがいる場合は動物病院に相談。
コバエ・ユスリカ。発生源(生ゴミ、排水、観葉植物の土、水回り)を絶つのが本筋です。殺虫剤は対症療法。
クモ。多くは無害で、むしろ他の虫を食べます。気になる場合は巣を取り除く程度で十分。
共通して、「見えている個体を殺す」より「発生源を絶つ」ほうが効きます。そこを飛ばすと、何度でも出ます。
業者に頼むべきもの
自分でやると危険・悪化するもの
①ハチの巣。刺されると命に関わることがあります。特にスズメバチ。高所、屋根裏、壁の中は特に危険。
②シロアリ。建物の構造に関わります。見えている部分は被害の一部で、床下の状況は専門の調査が要ります。
③ネズミ。糞尿による衛生被害、配線をかじることによる火災リスク。侵入口を全部塞がないと再発します。
④トコジラミ。市販の殺虫剤が効きにくい個体があり、自己流の駆除で分散させてしまうことがあります。
⑤天井裏の動物。音がする、においがする場合。→ 次の項目も確認してください。
①は最も判断を誤りやすい項目です。「小さいから自分で」と近づいて刺されるケースがあります。種類と場所が分からないうちは近づかないでください。
→ ハチの巣の判断
ハチの巣の無料見積もりを依頼する
現地調査は無料の場合があります。費用は巣の場所・大きさにより異なります。
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法律で扱いが決まっているもの
ここが最も知られていない部分です。野生鳥獣は、法律により許可なく捕獲することが原則として禁止されています。
該当し得るもの:
・コウモリ(家に住みつくアブラコウモリなど)
・ハクビシン、アライグマ、タヌキ
・イタチ
・スズメ、ハト、ツバメなどの鳥
これらは「追い出す」ことはできても、「捕まえる・殺す」には許可が必要になる場合があります。自治体への申請や、許可を持つ業者への依頼が必要です。
したがって実務上は:
・追い出して、侵入口を塞ぐのが基本の対処
・捕獲が必要なら、許可を持つ業者に依頼する
・まず自治体の環境課などに相談する(無料で、地域の対応方針が分かります)
また、ツバメの巣のように、子育て中は撤去が制限されることがあるものもあります。判断に迷ったら、自分で動く前に自治体へ確認してください。
見積もりの取り方
駆除の費用は状況で大きく変わるため、電話口の金額は目安にすぎません。現地を見てもらってから決めてください。
確認する項目:
・現地調査・見積もりは無料か
・見積もりは項目ごとに出るか(「一式」では比較できません)
・追加費用が出る条件(高所、屋根裏、複数の巣など)
・再発した場合の保証はあるか。期間は
・侵入口を塞ぐ作業は含まれるか(ネズミ・コウモリではここが本体です)
・薬剤の安全性(小さい子ども、ペット、アレルギーがある場合)
特に5つ目です。駆除だけして侵入口を塞がなければ、必ず戻ってきます。安い見積もりが「駆除のみ」で、塞ぐ作業が別料金になっていることがあります。